サイト内検索:導入後にチェックするのはここ!


サイト内検索導入後の活用方法サイト内検索と言えば、サイト利用者がページを見つけやすくなるなど、利用者側のメリットが大きいです。そのため、サイト内検索を導入して終わりにも思えますが、そこで終わらず導入後の分析を行うことで、サイトの集客や質向上を図ることができます。

今回は、サイト内検索システムを導入した後、その結果から何がわかるのか、サイトをどのように改善すればよいのかについて、いくつかの例をご紹介します。

サイト内検索の利用履歴からわかることは、使用するシステムによって詳細が異なりますが、まず押さえておきたいポイントは以下の項目です。

よく検索されるキーワード

・検索結果に該当するページがなかったキーワード

・検索キーワードの種類やバリエーション

そして、これらのことから、次のような分析や改善を行うことができます。

よく検索されるキーワード

よく検索されるキーワードがサイト内のメインコンテンツに関するものであったとしても、それで満足してはいけません。関連ページを増やすことで、興味を持った利用者の満足度を上げたり、集客アップにつなげることができます。

また、別の角度から考えると、そのキーワードに関するページへのリンクや、到達するまでの道筋が分かりづらいという理由でキーワードが検索されていることも考えられます。この場合は、トップページからのリンクが見やすい場所にあるか、該当ページに行くまでに何度もリンクをクリックする必要がないか等を確認してみてましょう。

加えて、新しいページやコンテンツを作成する際には、よく検索されるキーワードが一つの目安になります。キーワードを意識して作成することで、見て欲しいページへより多くの利用者を誘導することができ、新しい事業等を始める場合にも効率的です。ただし、同ドメインで新たにコンテンツを作成する場合、SEOの観点から内容重複には気を付ける必要があります。

集客アップ対策にも役立つサイト内検索

検索結果に該当するページがなかったキーワード

検索結果に該当するページがなかったキーワード検索結果のなかったキーワードが見られるということは、利用者の満足度を下げてしまったという事実の表れです。特に同じキーワードで何度も検索されている場合には、そのサイトで求められていて、かつ不足しているコンテンツがあるということがわかります。

場合によっては新規ページの追加を検討し、サイトに関連性のあるキーワードでは、できるだけ検索結果が表示されるようにしましょう。そうすることで、利用者がサイトを十分に閲覧する前に離れてしまう確率を減らすことができます。

検索キーワードの種類やバリエーション

検索されているキーワードのバリエーションが少ない場合は、コンテンツの数が少ないことも考えられます。サイトの規模やページ数にもよりますが、訪問者数などと合わせて分析するとよいでしょう。

また、利用者が検索してみようと思えるようなキーワードを、サイト側に表示して示唆する手段も有効です。リンクやトップの見出しを増やしてみるなど、サイトで扱っているコンテンツを万遍なくアピールすることをおすすめします。

 

最後に

以上のことから、サイト内検索システムは導入で終わるのではなく、その後の分析が重要だということが分かってもらえると思います。
サイト内検索を使用する利用者は、たまたまではなく、何か目的をもってサイトを訪れていることが多いです。そのような利用者のニーズを正確にとらえて見直すことで、より良いサイトを作っていくことができます。

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