サイト内で活躍するサジェストツール、最新の動向と今後の予測


googleなどの検索エンジンにおいて表示されるサジェストワードは、SEO対策としてのキーワード抽出などに活用されています。

そんなサジェストの機能は、今や検索エンジンだけでなく、サイト内検索の世界でも、近年サジェストの活用が進んでいます。
特にサイト内のページ数や商品が多いECサイトでは、ページの目立つ場所にサイト内検索が配置されることが多く、サジェストツールは多くの人が使用する機能です。

現在、さまざまな種類のサジェストが実現されていますので、2020年12月現在で、主流とされる機能を紹介いたします。

画像によるリッチなサジェスト

当初のサジェストツールと言えば、入力した文字を元に関連キーワードが
テキストで表示されるのが一般的でした。
最近では、文字によるサジェストだけではなく、画像によりサジェスト表示をするものが増えてきています。

文字だけでは伝わらない商品の雰囲気を、ページ遷移しなくても伝えることができるので便利です。
また、画像があることで人の目を引き、目的のものを探しやすいメリットもあります。

カテゴリーや人気ワードなどの関連サジェスト

簡易なサジェストツールでよく見られるのは、前方一致で検索して、一致した商品名を表示しているものです。
これは、入力補完という面では有用な機能ですが、利用者にお勧め商品を提案する、という面では少し物足りません。

高機能なサジェストツールでは、入力に一致する商品名だけでなく、関連するカテゴリーや人気のあるキーワードも表示することが可能です。
これにより、おそらく興味があるであろう、訪問者が予期していないものも含めた次の提案をすることができます。

業者にも便利な型番や商品コードのサジェスト

サイト内検索を使用するのは、商品を購入する一般の人には限りません。
BtoBの場合、決まった商品を探したい場合もあるでしょう。

そんな場合に便利なのが、型番や商品コードなど、通常は表に出ないキーワードでの検索です。
記号や英数字などの、正確には覚えにくいコードや番号でも、ある程度入力してサジェストで表示されると検索の時間を短縮することができます。

まとめ

ECサイトにおけるユーザー体験の満足度は、コンバージョンだけでなくリピートにも大きく影響すると考えられます。
サジェストツールは、そんなユーザの満足度に大きく貢献してくれる可能性のある重要なツールです。

検索の利便性を向上しておすすめ商品を提示するという面では、どのサジェストツールも同じですが、使い勝手や性能を考慮すると様々なものがあります。
そして2021年以降は、上記のようなユーザーの満足度を満たす機能がより増えると共に、サジェストツールに関する市場はさらに活気が高まることでしょう。

 


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