ご存じの通り、Googleアナリティクスは非常に高機能なアクセス解析ツールです。
使いこなすことで、自身のホームページやブログの現状や改善点を把握することができます。
しかし、完璧に修得するまで、まったくアクセス解析できないのかといえば、それは違います。
Googleアナリティクスは、これからお伝えするわずかな知識さえあれば、初心者の方でも、ある程度自身のサイトの現状を知ることができるのです。
それではさっそくはじめます。
それではまず、ログイン後の画面を見てみましょう。
これはログイン後のGoogleアナリティクスの「ホーム」画面です。
ここでは現在あなたがGoogleアナリティクスで管理しているサイトのフォルダが表示されています。
フォルダを開き、「すべてのウェブサイトのデータ」をクリックすると、いよいよ「レポート」という、データを表示する画面を見ることができます。
「ユーザーサマリー」を理解しよう
これは「ユーザー サマリー」という画面です。
「ユーザー サマリー」とは、サイトやブログを訪問した「ユーザー」の概要です。
初心者でも、この「ユーザーサマリー」の見方がわかれば、大まかなに自身のサイトの現状を理解することができます。
「ユーザーサマリー」でわかること
①現在表示されているレポートの対象期間です。
折れ線グラフやその下に表示されている「セッション」などの項目のデータは、この期間の収集結果を示しています。
右端の▼印から、自分で表示期間を設定することができます。
②どの項目をグラフ化したいかをここで選択できます。
初期設定では「セッション」になっています。
右端の▼印から、自分で項目を設定することができます。
③①の期間内の②のデータの推移を示した折れ線グラフです。
図の例では、「このホームページは平日と土日でセッション数が大きく変わるようだ、」などということがグラフから読むことができます。
さて、先ほどから出てくる「セッション」とは何でしょうか。
それでは次に「ユーザーサマリー」で確認できる「セッション」等の項目を見ていきましょう。
グラフより下の部分に下の図のように表示されています。
「ユーザーサマリー」画面で確認できる項目は、以下になります。
「セッション」
セッションとは、あなたのサイトやブログの訪問数です。
ユーザーがサイトを訪問してから離脱するまでを1回としてカウントします。
その間、ユーザーがサイト内で何ページ見ても、戻っても、セッションは1回とみなされます。
そしてGoogleアナリティクスが「一回の訪問が終了した」と判断すると、次の訪問は2回目としてカウントされます。
図のサイト例では、「2015年1月30日から2015年3月1日までの間、9,975回訪問された。」ということがわかります。
ちなみに、Googleアナリティクスでは以下のような場合に、一回訪問が終了したと判断します。
・30分間、何もページ上で行動がない場合
これは、サイトを開いたまま、ユーザーがパソコンから離れた場合
・訪問中に日付が変わる場合
午前0時の前後をまたぎ、サイトを閲覧される場合
・30分内でも、一度サイトを離脱し、前回と異なる経路からサイトに再訪問した場合
前回の訪問から30分以内に先ほどとは異なる新たな検索キーワードや、他のサイトからのリンク(広告や参照元など)を経由して訪問した場合などを指します。
「ユーザー」
表示されている期間内に 1 回以上訪問したユーザー数を指します。
1日のうちに同じユーザーが複数回訪問しても、同じユーザーなら1とカウントされます。
「ページビュー数」
ユーザーが閲覧したページの合計数です。
ページを再読み込みしたり、ブラウザの戻るボタンをクリックして再度ページを閲覧した際にも新たなページビューとしてカウントされます。
「ページ/セッション」
1回の訪問中に表示された平均ページ数
同じページが繰り返し表示された場合も集計されます。
「平均セッション」
1回のセッション(訪問)中にユーザーが滞在していた時間です。
「直帰率」
サイトに訪問したユーザーが、サイトに訪問した際、最初に表示されたページのみでサイトを離脱(別のページを閲覧することなく離脱)した割合
「新規セッション率」
新規訪問の割合です。
「新規ユーザーと、リピーターの割合」
右の円グラフは新規ユーザーと、リピーターの割合が表示されています。図で行くと、新規ユーザーが6割、リピーターが4割であることがわかります。
いかがでしたでしょうか。
今回は「ユーザーサマリー」画面の見方をざっくりとお伝えしました。
本当に初歩中の初歩の内容ではありますが、ご自身のサイトが何人くらいの人に、どのように閲覧されているか、雰囲気だけでも感じていただくことができたのではないでしょうか。
今回の内容が、少しでもGoogle アナリティクスの初心者の方のお役に立てたら幸いです。